WORK & CAREER仕事とキャリア

任される喜びを感じなから製品をつくるモノをつくる

金型設計Y.S

ニフコで働く理由

仕事を若手に任せる環境で
段階的にスキルアップできる

ニフコは若手に仕事を任せる文化があるため、試行錯誤しながら段階的にスキルを身に付けていくことができます。自動車の燃料系部品の金型設計を任された時もそうでした。人命に関わる部品なので要求が非常に厳しく、わずかな不具合も許されず、幾度となく修正、対策を繰り返す日々でした。しかしそうした中で、金型設計の更なる知識が蓄積されていくのを実感できました。この金型は今アメリカの工場に移管され、量産へ向けての準備段階を迎えています。自分としては大仕事でしたが、「この仕事は10段階レベルで、何段階くらいですか?」と上司に聞くと、答えは「1.5段階」(苦笑)。奥の深い仕事に挑んでいることもまた、働くモチベーションになっています。

ニフコのオドロキポイント

日本にいながら
グローバルな事業環境を実感

私が所属している事業所の金型設計者のうち、3割が韓国、ベトナム、中国、タイ出身の外国人です。また、日常的に海外へ出張したり赴任したりする人も非常に多いです。例えば、金型の場合、ニフコの拠点がある欧米や東南アジアなど、世界各国で活躍している人たちがいます。ニフコがグローバル企業であることは承知していたものの、入社してみて、日本にいながら世界を舞台に事業に取り組んでいることが実感できることにオドロキを覚えました。周りを見ると、自分も入社3〜4年目には海外のどこかに行くことになるという感触があります。海外で働く以上は、それまでに金型設計のスキルをしっかり身につけ、技術力で勝負したいと考えています。

失敗談

閃いた斬新なアイデア
しかし、その結末は……

以前、「金型が開いた時に、製品とランナー(樹脂が流れ込む通路)が切り離される構造をつくってほしい」という話が持ち上がりました。金型設計者として新米ながらも懸命に知恵を絞る中、奇抜なアイデアを思いつき、「これはいけるぞ」と勇み足で、上司や先輩に提案してみたのですが……。「それは、成形機の上でも成立するの?」と返されました。調べてみるとやはり成立しないことがわかり、あえなく私のアイデアは頓挫してしまいました。しかし、ニフコはしっかりとした理論があり、製品として成立することであれば、若い設計者のアイデアでもどんどんトライさせてくれる会社です。次は水も漏らさぬ理論を打ち立て、自分のアイデアを形にしたいと思っています。

金型設計の仕事

ニフコ製品の量産を支える
優れた金型を生み出す

ニフコの樹脂製品をつくるための、金型を設計するのが私の仕事です。商品技術がまとめた製品データを基に、不具合なく製品を量産でき、かつ壊れにくい金型を設計するのがミッションです。そのために設計図面の作成から、金型の加工、調整、組み上げ、試作、修正を経て、問題なく量産できる段階に至るまでのすべてのプロセスを担っていきます。これら一連のプロセスは一つの工場で完結しているため、技術者にとっては良い環境でものづくりができます。

Q&A

  • 入社理由を教えてください

    説明会でさまざまなアイデアが詰まった製品に感動し、「こんなものづくりに携わりたい」と思いました。また選考段階で先輩社員と触れ合う中で、自分が成長できると確信を持てたのが理由です。

  • ニフコってどんな会社ですか?

    一言で言えば、自由。相手の理解を得られれば、自分のやりたいこと、設計に盛り込みたいことなど、好きにやらせてもらえます。挑戦の気概がある人ほど、働きやすい会社だと思います。

  • 就活生へのメッセージをお願いします

    就活は自分の人生で最も将来について真剣に考えた期間でした。決して楽ではありませんでしたが、その期間があったからこそ、納得のいく就職ができたのだと思います。皆さんも頑張ってください。

ある一日のひとコマ

日々の業務は、主に新規型立上、量産型修理、改造等に関わる金型設計。設計業務はCADで行うためPCに向かうことが多いですが、部品の加工時や型完成後の試作では工場に出向き、指示や不具合の確認を行うことも多いです。

私が手掛けたモノ

自動車の車体の隙間から風雨等の侵入を防ぐための部品を固定するクリップです。立上げ時に異常が発生しましたが、金型や製品をしっかり見ることで、その原因を究明することができました。

PROFILE

Y.S

生産技術本部 生産技術部 成形技術課
機能発現工学専攻 修了

最近、休日にゴルフを嗜むようになりました。まだまだ初心者でうまく打てませんが、職場でゴルフをする人を見つけては、時間のある時に一緒に楽しんでいます。仕事でもゴルフでも、興味や好奇心が自分を動かすパワーになると感じる今日この頃です。